【千代神社/滋賀県彦根市】芸能の祖神が祀られていて、芸能関係の方々が芸上達の祈願に来るようです。
御由緒
この千代神社は、彦根市では最も歴史の古い神社だそうです。
社伝によると、第8代天皇の孝元天皇(こうげんてんのう)の時代(紀元前214年〜紀元前158年)に勧請と云われており、2100年以上も昔に遡ります。
以前は千代宮(ちよのみや)と称していたが、1869年に「千代神社」と改称され現在に至ります。
御祭神
天宇受売命(あめのうずめのみこと)
天宇受売命は芸能を司る神様です。その由縁は、
その昔、太陽の神・天照大神(あまてらすおおみかみ)が、弟の須佐之男命(すさのをのみこと)のひどいイタズラに怒り、天岩戸(あまのいわと)と呼ばれる洞窟に隠れてしまいました。
太陽の神様が洞窟に隠れたことで、世の中は真っ暗になりました。
世界が暗闇になると、食べ物が育たなくなったり、病気が流行ったりと、次々と大変なことが起こりました。
困った神様たちが天岩戸の周りに集まり、天照大神を洞窟から出すために、試行錯誤しますが失敗します。
そこで、天宇受売命が天岩戸の前で、楽しく踊り、他の神々と騒いでいると、外の様子が気になった天照大神が、洞窟から顔を出し時に、引っ張り出すことに成功しました。
この物語から、天宇受売命は最古の踊り子とされ、歌や踊りの神様(芸能の神様)とされるようになりました。
手水舎
拝殿
本殿
1638年に建立された国の重要文化財に指定されています。
狛犬
御朱印
千代宮(500円)と御祭神「天宇受売命」(300円)の御朱印を拝受しました。
マップ
基本情報
千代神社(ちよじんじゃ)
滋賀県彦根市京町2丁目9−33
駐車場あり(2〜3台)
御朱印あり
観光サイトhttps://www.hikoneshi.com/sightseeing/article/chiyojinja
まとめ
主祭神として「天宇受売命」様が祀られている、数少ない神社の一つです。
芸能の神様が祀られているということで、数々の有名俳優の方や、芸能関係者も、芸の上達を祈願しに訪れるそうです。
これからオーディションを受ける方や、歌・踊り・スポーツに携わる方など、一度は参拝しておきたい神社ですね^^